日本では「占い」というと、朝の天気予報と同じようにランキングがお知らせされるほどメジャーなものです。
しかし、だからと言って誰もが信じているかどうかは別の話。果たして日本人は占いをどのように思っているのでしょうか？
アンケート調査から実態を検証してみたいと思います。

大多数を占めた「多少参考にするくらい」が78％

占いに対して肯定的な姿勢を示す割合が78％と大多数を占めました。
中には「悪い占いは信じない」という声もありましたが、傾向としては内容にかかわらず「迷っている要素」に向かって行動するためのきっかけや、心の支えの役割を期待する方が多いようです。

例えば、日によって変わる占いであれば、その日の指針にすることもあるかもしれません。
（愛媛県・学生・女性）

何となく占いの内容が当てはまっていた時もあったので、ほんの少し参考にしています。
（栃木県・自由業・男性）

根本的には信じていないのだけれど、少し悩んだときは参考にしたりする。
（奈良県・個人事業主・女性）

依存するのではなく、自立した行動の傍らにある、あくまで自己判断のために活用するひとつの要素に過ぎないという姿勢がうかがえます。

次に多かったのは「信じない」で12％

占いは信じていないという方が12％に上りました。中にはもともと興味があったものの、占いを受けてみて「当たらなかったから信じない」という声も。

占いの内容が当たったことがないので、ほとんど信じていません。
（兵庫県・フリーランス・女性）

以前に占いで２５歳で結婚すると言われたけどその通りにならなかったから
（三重県・主婦・女性）

占いについては全く信じませんが、占いってどんなものか興味はあります。
（石川県・無職・男性）

「とても信じる」は1割未満の9％

占いを信じるという方は、多くが以前に受けた占いで何かしら信じざるを得ないような結果を得た経験があるようです。また、「多少参考にするくらい」と回答した人々と共通する見解も一部に見られました。
誰でも「前向きになりたい」と願っているはず。占いがその支えになると感じる方が少なくないのでしょう。

動物占いはとても当たっていて、信じるようになりました。また、カバラ占いもそれなりに当たっていると感じています。
（愛知県・自由業・男性）

何かと道に迷ってしまうと、占いが背中を押してくれる様な気がします。
（福岡県・会社員・男性）

良いことはそれなりに信じるけど、悪いことは気にしないようにしています。
（愛知県・主婦・女性）

少数派、残り1％の意見は？

ごく少数派である残り1％に、こんな声がありました。

いい結果は当たるといいなという希望を込めて信じるようにしているし、悪い結果は信じない。
（青森県・フリーランス・女性）

基本姿勢としては「信じる」も「信じない」も決めておらず、積極的に興味を持つわけでもないのでしょう。それでも耳目に留まった占いの結果が自分に関連があるならば、内容の好悪で判断するというわけです。
これは「多少参考にするくらい」や「とても信じる」と回答した人々ともある程度共通する心理に裏付けられた意見だと言えるでしょう。

皆さんは占いをどのように活用していらっしゃいますか？
占いはあくまで現実の要素から抽出する「可能性」の指摘です。占いの結果は絶対ではありません。上手な付き合い方を知って、寄り添い未来を目指していただきたいと思います。