人の縁は不思議なものです。運命的な出会いを果たした恋人同士が「二度と離れない」と契りを交わしたとしても、ちょっとしたきっかけから関係に溝が生まれ、たやすく縁が途切れてしまうような事態がよく起こります。
別れた後の行動については男女で傾向が分かれ、男性はさまざまな想い出のしるしをあえて残し、女性はすべてを断ち切るように相手を思い出させるもの、例えば部屋に残された衣類、写真、果ては携帯電話に記録したメールの履歴や、連絡先までも削除してしまうケースも少なくありません。
そうなると人というものは自然と己の道に帰り、別々の流れに乗ってどんどん距離が開いていくものです。
物理的な距離が開いて「縁が切れた」ことを実感すると、今度は魂の奥底に眠っていた「運命」のかけらが目を覚まします。本来ならばともにあるはずの相手が身近にいないわけですから、「縁」の円満な充足を奪われた欠落感に苛まれるようになるでしょう。
しかし、意識的に断ち切った「縁」は容易に取り戻せるものではないので、特別な工夫が必要になります。
連絡先すら分からない相手との「縁」をつなぎ直して再会を果たすには
魂は運命の相手に寄り添うべく心と体に訴えかけます。もしも本当に別れた恋人同士が運命の相手であるならば、どんなに道が離れても縁をつなぎ直し、再会できる可能性は残されていると考えていいでしょう。
前提となる運命を確かめ、また、同時に相手の状況や気持ちを探る方法としては占いがおすすめです。占いには隠された真実や、問題点の本質、乗り越えるべき壁の在処を解き明かす効用がありますから、今後相手と再び出会い、その心を獲得するために何をすればいいのかという指標を得られます。
占いは人の表層意識や、世の中に起こる「現象」の裏側、あるいは高位の法則に踏み込んで過去、現在、未来を解き明かす行為です。
恋人の彼と此方を占いの要素として読み込んだ時点で、占いの目的は祈りのようにして魂の領域に組み込まれます。それが次のステップに上るために必要な要素なのです。つまり、占いは願いを実現するための最初のステップなのだと考えてください。
占いから次のステップ「おまじない」へ
「願いを込めて祈る」にも、より実効性の高い方法があります。人類の歴史とともに無数の方法が編み出されてきましたが、昨今では比較的手軽に行えるものがあるので、今回は「過去に愛した相手と再会する」ものの中から1つご紹介しましょう。
まずは誰もいない場所で北北西の方角に対面します。
次に、自分の顔を思い浮かべて右手の人差し指に集中し、さらに次には縁をつなぎ直したい相手の顔を思い浮かべて左手の人差し指に集中。そして両手の人差し指をピッタリ寄り添わせて無心に祈ります。
これが、さまざまな流派の呪術手法の粋を集めたおまじないです。
思いのほか強い効果を得られると評判ですので、ぜひ占いからおまじないの流れで試してみてください。