自立した女性でありたいと思う方は多いでしょう。しかし、現実は常に自分の思い通りに運ぶとは限りません。
それは仕事や人間関係などにも言えることですが、それ以前の自分自身の人格や生き方、性格形成に至るまで共通する事象です。
たとえ本人は自立した生き方を望んでいて、そちらの方向に向けて努力しているつもりでも、逆行していることがよくあります。
自立した心と体の反対を意味する「恋愛依存」体質の女性の多くは、自分が恋愛に依存している自覚を持っていないのだとか。

なぜこんなに努力しているのにうまくいかないのか、尽くしているのに気持ちを返してくれないのか、対人関係のそんな悩みに飲み込まれる生活を送っているのだとしたら、もしかしたら恋愛依存に陥っているのかも知れませんね。
「恋愛依存」の女性の特徴を5つご紹介しますので、自分が該当しないかぜひチェックしてみて下さい。
万が一5つとも条件がヒットしたとしたら、そこから抜け出す努力が必要となるでしょう。

恋愛依存の5つの特徴

1.恋人が途切れない
2.メールや電話にレスポンスがないと1日中落ち着かない
3.ふと気が付くと相手の顔を思い浮かべている
4.常に相手の顔色を窺ってしまう
5.対立することがあっても自分を責めてしまう

恋愛に依存している女性の特徴は、常に生活が恋人を中心に回っていることです。これに尽きると言っても過言ではありません。
人生の柱が自分ではなく恋人という「他者」にあるために、自分の行動が一貫せず右へ左へと振り回されます。
自分自身が自己をとらえきれなくなったり、周囲の人々をも振り回して迷惑をかけてしまったりと、恋愛依存体質の女性は恋人中心の言動によって人間関係も狭まりがちです。
ひたすら恋愛に意識を集中するために実生活がおろそかになるという問題も生じやすく、その恋愛が敗れた後の人生に支障が現れる可能性も少なくありません。
自分と自分を大事にしてくれる人々を思う気持ちが残っているのであれば、ぜひ恋愛依存から抜け出して人生を立て直す努力をなさって下さい。

恋愛依存から抜け出す極意

1人の人間として誰かと人間関係を形成するには、まず本人が心身共に自立する必要があります。
恋愛依存はその真逆の状態ですから、まずは自分の「恋愛依存度」を冷静に見極めて、現状に気付きましょう。
具体的な方法をいくつか提案させていただきます。

■詳細な手帳を作る
いつ何をしたか、何を考えたか、タイムテーブルを組んで記入します。
恋愛にまつわる内容にどれだけの時間を割いているのか、数字で把握してみて下さい。
1日の内にどれだけの割合で恋愛に時間を費やしているか認識すれば、見直すポイントも自然と明白になるはず。
恋愛依存から抜け出すきっかけになります。

■恋人に連絡する頻度を決める
もしこれまで1日に何度もメールや電話をしてきたと言う方は、思い切って2～3日に1回に減らしてみてもいいでしょう。
お互いに真剣に交際しているのだとしたら、最低限の連絡頻度でも関係の破綻にはつながりません。大切なのはお互いに真剣であるかどうか、信頼し合えているかどうかです。

■仕事や趣味中心のスケジュールを組んでみる
どうしても連絡を取りたい、どうしても相手のことを考えてしまうと言う方には、仕事や趣味に集中せざるを得ない状況を作ってみるという方法もあります。
自分で責任を背負い込んで拘束する強制的な手法ですが、例えば資格試験の受験と合格を条件にするなどのハードルを設ければ、恋愛依存から抜け出したその後の人生にも役立つ時間となるはずです。

もちろん今回ご紹介した方法以外にも、恋愛依存から抜け出すための理想的な方法はたくさんあるでしょう。
ぜひご自分の生活に応じて、前向きに自立した「自分」を取り戻す工夫を行っていただきたいと思います。もしおひとりで判断に迷うことがあれば、身近な人間やカウンセラーにご相談ください。