恋愛ほどままならないものはありません。
相手がいて初めて成立するものですから、どんなに深い、強い想いを抱いてもかなわない時があるのは仕方ないでしょう。
多くの人が失恋を経験し、乗り越えています。
しかし、あまりにも大きな気持ちを捧げすぎて、失恋の痛手から立ち直れないというケースも少なくないようです。
人を想う恋心は自分の意思でコントロールできる性質のものではありませんから「この程度の恋愛をしたい」「失恋しても自分を見失わないようにしたい」などと考えていたとしても、いつの間にか落とし穴の底に落ちている。 そういう事態がわが身にいつ起こっても不思議ではないのです。
どうしようもなく辛くて身動きも取れないほどの失恋の痛手を被った時、立ち直るために何ができるのでしょうか。
上を向いて歩こう……失恋の痛手から立ち直る
気分転換を図る
俗に「失恋旅行」と呼ばれるイベントが知られていますが、実は脳科学的にも効果があるとされる方法です。
新しい場所、新しい世界を知ることで脳に新しい回路が開かれます。
すると、以前とは違った見地から物事を見渡せるようになるので、恋した相手や自分の感情に対して別の考え方ができるようになるのだとか。
つまりこれは、新しい価値観を身に着けて自分の世界を一新し、過去の恋愛を引きずらないようにする方法だと思っていいでしょう。
気分転換になる物であれば旅行以外に、新たな資格の勉強などでも構いません。
勉強ならば将来の役にも立ちますね。
徹底的に相手のことを考える
どこが好きだった、などと突き詰めるのではなく、冷静に相手のことを分析して下さい。
賢人にも必ず落ち度があるように、どれほど好きになった相手にでもアラはあるものです。
冷静に考えれば、二人の関係が続かなかった理由、成立しなかった理由が見えてくると思われます。
恋愛感情に乗せられている時には見えなかった部分まで、客観的な情報も取り込んではっきり把握するようにしましょう。
「自分にとって大切な誰か」ではなく、人としての評価がそこから始まります。
他人として見られるようになればもう大丈夫。
辛さが引き出される頻度は少しずつ減っていくはずです。
愚痴を聞いてもらう
友人、家族、知人などに、失恋の痛みを告白して聞いてもらいましょう。
どんなに好きだったか、どんなことを言われたのか、どうして別れてしまったのか。
愚痴を聞いている人からは第三者の目線でアドバイスできますから、辛さの中からは見えない情報を得られる可能性があります。
また、心情を吐露する効用として、ストレス解消によって心の体力回復に期待できます。
もし適切な相談相手が見つからない場合には、占い師やカウンセラーの力を借りてみて下さい。
人生相談や恋愛相談に熟達した占い師は余計な言葉を挟みません。
また、ご本人が把握している以上の情報をご相談から読み取って、その場では見えない先々の可能性まで吟味したアドバイスをお届けできます。
恋愛において占いは、恋心を叶える時に注目されがちです。
しかし、失恋から立ち直る際に、未来に希望をつなぐ方法として用いることもできるのです。
スピリチュアルカウンセリング、オーラリーディング、守護霊メッセージ、ヒーリング、カード占いなど、さまざまな手法で占い師は相談者様の役に立ちます。
人生の時計は、本人が立ち止っている瞬間にも決して止まりません。
身動きが取れなくなったと感じたならば、ぜひ周囲に手を伸ばして助けを求めて下さい。
それが立ち直りのための第一歩となるでしょう。