日本人は世界の国々から見ると奥手な人が多いそうです。
愛情表現が分かりにくく、コミュニケ―ションを取るにしても何を考えているのかよく分からない。だから距離を感じるし、フレンドリーになれないのだと言われます。
それはもちろん、異なる風習に基づいて形成された思考形態から発信された提言ではあるのでしょう。しかし、現代日本人の非婚化はこの指摘にも一理あるのです。

現代日本人は不用意に自分の「心」を明らかにしません。
無防備に自分を晒せばいつ誰に傷つけられるかわからない。個人の内面的な情報すらも「商品」として売り買いされてしまう時代です。警戒心が強くなるのは仕方ないとも考えられますが、人を信じず、自分すらも疑いながら生きる人物に対して、いったい誰が真心で接してくれるでしょうか。

日本に蔓延する非婚化の少なくとも一部は、このようにして対人関係の中に築かれた「壁」が人間関係の障害となって起こっているのです。
「そんなことを言われてもいまさら自分を変えられない」
「どうやって人に心を開けばいいか分からない」
そういう方は、ちょっとしたおまじないで心のトレーニングを始めるところから頑張ってみることをお勧めします。

「信じる気持ちノート」という方法

「信じる気持ちノート」はおまじないでもあり、かつ心のトレーニング方法でもあります。
具体的な方法は極めて簡単。

まず、「信じる気持ちノート」専用のノートとペンを準備します。
新しく購入してもいいですし、元から持っていた未使用の物を使ってもかまいません。
いずれにしろ、ノートとペンはこのおまじない専用に使うようにしてください。

用意ができたら次に、今自分が求めている理想の相手を思い描きます。
恋人が欲しいのであれば「理想の恋人」像を。
結婚相手が欲しいのであれば「理想の結婚相手」像を想定しましょう。
細部までイメージできたら、具体的にノートに書きます。細かければ細かいほどいいので、どんどん書いてください。そうすることで、理想の相手像が具体的になると同時に、その相手を望む自分自身についても輪郭が浮き上がってくるはずです。

「信じる気持ちノート」の効用

信じる気持ちノートは、そこに記入した相手を引き寄せる効果があります。
しかも、効果はそれだけに留まりません。
詳細に理想をつまびらかにするということは、自分の希望を明らかに、詳細に解説する意味も持ちます。
自分がどんな欲望を秘めた人物であるのか、「自分」という見えにくい存在の輪郭に触れ、自覚するきっかけになるでしょう。
自己を客観視できるようになると、いつ、どんな時にどんなふうに振る舞えばいいのか、また、相手にどう思われているのか、どういう風にしてほしいと思われているのかを察する脳力が向上するはずです。
「信じる気持ちノート」はおまじないでありながら、自己啓発などの心のトレーニング効果も期待できる画期的な方法でもあります。対人関係に不安を持っている方、出会いがないと嘆いている方はぜひ試してみてください！
このおまじないでもどうにもならなかったら、障害となっている要因を排除する必要があるので、ぜひ占い師やスピリチュアルカウンセラーにご相談くださいね。