信頼関係に「束縛」は厳禁? 自分の心を見直してみよう

3月 29
facebooktwittergoogle_pluspinterestlinkedinmail

信頼関係に「束縛」は厳禁? 自分の心を見直してみよう

日本はストレス社会と呼ばれるほど悩みを抱える人が多い国です。
「悩み」の大部分が人間関係にまつわるものであり、それを理由として職場の環境が悪化したり、友情が断絶したり、恋愛関係が破綻したりといった問題がごく頻繁に発生しています。
1人は寂しい、でもどうしても上手に人間関係を形成できないと悩む人の多さは現代日本特有の現象なのかもしれません。

全体的な傾向として対人関係に関する苦手意識があるのだと考えていいでしょう。
しかし、みんながそうだからと言って自分もそのままでいいというわけではないですよね。もし今、人付き合いで悩んでいるのだとしたら、問題点を抽出して対策を講じる必要があります。
他人と親密になりたいけれど距離を埋められない。
友人関係、職場の人間関係、恋愛関係。関係の性質に関わらず、悩んでいる方はぜひ日ごろの振る舞いを反芻してみてください。自分の心の奥底を日のもとに晒すことは苦痛かもしれませんが、現在抱えている悩みから解放されるためには避けられない過程です。

まず冷静に見つめなおすべき「自分」の行動

他人になかなか信じてもらえないという方、多いのではないでしょうか。
そういう場合は、日頃から自分が人に対してどのように振る舞っているのか、具体的に振り返ってみてください。
相対する人を信じられず、疑うような言動を繰り返していませんか?
確実な結果を求めるあまり、相手の行動や言動を厳しくチェックしすぎていませんか?

ある意味当然ではありますが、人は自分の行動を制限し、阻むものに対して好感を持たないものです。
また、人は対人関係において鏡のような性質を持っており、疑心暗鬼で向かってくる相手に対しては心に強固な鎧をまとって応対します。
これはつまり、「人間関係の形成不全を起こしている原因の所在は、悩んでいる本人にあるのかもしれない」ということです。

相手を疑い、束縛する意味

信頼関係に「束縛」は厳禁? 自分の心を見直してみよう

猜疑心からの詮索、時間的、あるいは行動における束縛は、相手に対する執着を物語る要素でもあります。
執着心の分だけ思い入れがあると言えば聞こえはいいかもしれませんね。
ですが、この行動が意味するところは非常に深刻です。

相手の自由を阻害してはばからない。
それは、目の前にいる対象の自由意志を軽んじ、自分本位に、かつ傍若無人に他者の権利を侵害する行動にほかなりません。

自分の心に問いかけてみてください。
あなたに対して思いやりを持たず、信頼せず、束縛し、優しい言葉のひとつもかけない人に好意を持てますか?
その人に「一緒にいてほしい」と言われて、応じる気持ちになれますか?

人間関係がうまくいかない。
対人運がない。
そんな悩みを抱えている方は、まず自分の行動を変えるところから始めるべきです。
ただし、自分の行動を解析してもどうしても原因が分からない時には、めぐりあわせや相手に問題がある可能性を考えなくてはならないでしょう。
その場合は心理カウンセラーや占い師、スピリチュアルカウンセラーに相談することをおすすめします。

facebooktwittergoogle_pluspinterestlinkedinmail